「初のロレックス認定中古時計専門のブティックがドバイにオープン」というタイトルではございますが、そこは世界の大富豪が集中しているドバイだけあって、そんじょそこらの認定中古店ではございません。
この投稿をInstagramで見る
ロレックスの認定中古プログラムは、2022年に傘下の小売業者であるブヘラーで試験的に開始して以来、急速に拡大しており、2024年にはとうとう日本にも登場したことはロレックスファンならご承知の通り。
現在、世界中で約80の正規販売店がこのプログラムに参加しており、6,500本以上の中古ロレックスが販売されています。
これまでは、ショールームの一角だったり、1つのショーケースを中古ロレックス用に充てるのが一般的のようだったのですが、しかし、世界最大級の高級時計ショップであり、ロレックスのトップクラスのパートナーである Ahmed Seddiqi & Sons は、ドバイに認定中古時計専用のブティックをオープンするという大きな一歩を踏み出しました。
このブティックはドバイでは比較的古く、それほどメジャーではないワフィーモールにありますが、認定中古時計の品揃えは、20世紀半ばから後半にかけて製造された約120本のヴィンテージロレックスに加え、約400本の最近のモデルを在庫しているそうです。今はプレオープンで、11月29日から正式にオープン予定のようです。Ahmed Seddiqi & Sons の最高経営責任者であるモハメド・セディキ氏は、次のように述べています。
「70年培ってきた専門知識を基盤に、Ahmed Seddiqi & Sons のロレックス認定中古プログラムは、お客様へのコミットメントにおける重要な一歩となります。これは、私たちが提供するサービス全体の向上だけでなく、時計愛好家の方々が特別な時計への情熱を追求するための、刺激的な新しいプラットフォームにもなります。コレクターの皆様をはじめ、すべてのお客様との関係に新たな章を開き、希少で入手困難な時計を手に入れるための確かな道筋を提供できることを楽しみにしています。」
Ahmed Seddiqi & Sonsは、世界で最もゴージャスなショッピングスポットの一つであるドバイモール内に、世界最大のロレックスショールームを所有・運営しており、今回新しくオープンしたロレックス認定中古ブティックは、外観も内装も通常のロレックス正規販売店と全く見分けがつかないそうです。
ロレックス認定中古プログラムの先駆けでもあったブヘラやWatches of Switzerlandは、今のところ認定中古専門ブティックの計画はないということのようですが、アメリカのとあるロレックス正規ディーラーは興味を示しているとか・・・という話なので、これからこういった認定中古専門店も世界的に展開されるかも知れませんね。
次回は、その認定中古専門ブティックのスンゲーレアモデルをご紹介したいと思います。
コメント