超ロングセラーの定番人気モデル、エクスプローラー I。現行モデルではケースサイズが36mmと40mmの展開となっていますが、2010年に登場した Ref. 214270 は、2021年までマイナーチェンジをしながらロレックスファンの大きな支持を受けていました。39mmというサイズ感も、なかなか良かったという印象です。
入れ替わる形で2021年に36mmのモデルが登場したのですが、同時にこれまでなかったイエローゴールドとのコンビモデルも登場したことに、サプライズがありました。2023年には、40mmのモデルも仲間入りしたといった流れとなっています。
さて、2021年に現行モデルが出たということで、市場でのデータがまだそれほどありません。取りあえず、10年以上愛された Ref.214270 の価格推移を見ていきたいと思います。
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今のような高級時計ブームが来る前からのデータとなるので、長い期間の横ばいが続いています。安定した人気というのが見て伺えます。2018年辺りから相場が上昇カーブを描き出し、2020年後半にはとうとう100万円の大台を突破。価格が一気に上がった矢先にディスコンというタイミング。今の相場は下がっているとはいえ、120万円という10年以上前から相場を見ている人にとっては、2倍に相場が膨れ上がったという印象です。
少ないデータにはなりますが、2021年に登場した Ref. 124270(36mm)の相場を見てみます。
Ref. 124270(赤色)が市場に登場した時から現在までの期間を旧モデルの Ref. 214270(黄色)の比較となります。やはり新作なので登場時はご祝儀価格となっていますが、基本的には旧モデルとシンクロするように価格が変動しています。そう考えると、39mmの旧モデルの根強い人気が伺えます。仕方ないのかも知れませんが、今の価格は僕には高く感じます。
最後に、2023年に登場した40mmの Ref.224270 の市場価格を見てみます。
市場には、新作発表直後に出てきた Ref. 224270。ご祝儀価格では200万を超えていましたが、市場に出てきて約4ヵ月が過ぎ、150万円まで下がってきています。取りあえず、この辺りが相場のような気もします。しかしロレックスを含めた時計界の相場が仮に崩れるとなると、エクスプローラーIなどは買取り価格が定価割れしてくる可能性が高いと思われます。
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