【ロレックス】かなりマイナーだが僕が今一番欲しいヴィンテージロレックス

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今でこそロレックスのクラシックモデルであるデイトジャスト1908のようなドレス系も飛ぶように売れる時代ですが、10年前までは選びたい放題、誰でもプロフェッショナルモデルの一部人気モデル以外は予約して買える時代でした。それは、「不人気モデルだった」ということを意味します。
それよりも更に10年以上前のドレス系モデルとなると、正規店で当時買った人ってかなり少ないはず。ということは、買った人はかなり資産に余裕があった人なんだろうと想像できる。

しかし今、僕は非常に興味を持っているモデルがある。そのモデルは様々な種類が存在し、今でこそGMTマスターIIで「レフティー」と呼ばれる左側にリューズが設置されているモデルが真新しいように見られますが、僕が興味を持っているそのモデルにもレフティーが存在しております。

というわけで僕が今、非常に欲しいと思っているモデルはこちら。

(チェリーニ)キング マイダス

この独特の形状、アーティスティックじゃないでしょうか。その上、名前が恰好いい。ちなみにキングマイダス(King Midas)は、ギリシア神話に登場するフリュギア(王国名)の王様の名前。
ミダス(マイダス)王は、触るものすべてを黄金に変える能力「ミダスタッチ」を与えられたことで有名です。

この物語は、富や欲望の象徴として、様々な芸術作品や文学作品で繰り返し描かれてきました。ロレックスの「キングマイダス」は、このミダス王の物語にちなんで名付けられたと考えられています。黄金色のケースや、触れるものを黄金に変えるかのような圧倒的な存在感は、まさにミダス王を彷彿とさせます。
(余談)ちなみに、ミダス王にまつわる有名な物語として、もう一つ「王様の耳はロバの耳」があります。これは、音楽の神アポロンと牧神パーンの音楽勝負を判定した際、ミダス王がパーンを勝者としたため、アポロンの怒りを買い、ロバの耳にされてしまったという話です。

画像では見にくいですが、左に出っ張りもあるキングマイダスは左リューズ、いわゆるレフティーなんです。

この薄さとロレックスであるものの、オイスターケースでもなし、パーペチュアル機構(自動巻き)でもなし、デイトも付いていないという丸っきりロレックス感のないこのモデルは、かなり面白いモデルで興味深いです。

そして特筆すべきは、伝説的な時計デザイナー、故ジェラルド・ジェンタ氏がデザインに携わっているということ。オーデマ・ピゲのロイヤルオーク、パテック フィリップのノーチラス、カルティエのパシャなど、数々のヒット作を生み出したデザイナー。 しかし、彼がロレックスの時計のデザインにも携わっていたことは、あまり知られていなかったりします。オイスタークオーツが故ジェラルド・ジェンタ氏のデザインと一部でいわれていますが、真実は闇の中・・・というか、違うと言われています。しかしキングマイダスは、事実。

メンズモデルがキングマイダスなら、レディースモデルはクイーンマイダスというモデルも存在しております。これ、ペアで着けてると、めちゃくちゃオシャレだと思います。

また、キングマイダスを愛用しているセレブもいます。

リアーナ

ザ・ウィークエンド

バルバドス出身の大人気アーティストであるリアーナは、ノーチラスなど数多くのハイエンドウォッチを身にまとっていますが、キングマイダスも持っています。そしてカナダ出身のグラミーアーティストのザ・ウィークエンドも愛用しています。

上の画像は、エルビス・プレスリーが所有していた品の数々です。その中に、キングマイダスがあります。

キングマイダスは初期のモデルは “MIDAS” 表記のみになっていますが、後に “Cellini” の表記が入り、チェリーニラインに明確になりました。また、キングマイダスは様々なデザインがあります。イエローゴールドにストライプが入ったモデル、極めて珍しいですね。キングマイダスは、ロレックスのイメージを大きくくつがえす面白さが詰まっています。

せっかくヴィンテージモデルを買うなら、ということで自分の生まれ年のキングマイダスを探している私ですが、いかんせんヴィンテージモデルということもあり、状態などが気になってどうしても踏み出せないところでもあります。
なかなか実機も見る機会がないので、お持ちの方、見せてください~!

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