正直、商品に会社の創業者や社長の肖像などが入った商品は苦手なんですけど、渋いんですよねぇ、コレ。
いつもよく見るパテックフィリップのHPなどで目にするフィリップ・スターン現名誉会長(父)とティエリー・スターン社長(子)のモノクロ写真。こっちサイドの顔がお気に入りなのでしょうか。使われている横顔は、またそれ用に別撮りしたんでしょうか。どうでもいいことが気になります。
フィリップ・スターンの85歳の誕生日を祝うために、パテックフィリップはミニットリピーターアラーム Ref. 1938P-001 を発表しました。30本の限定モデルだそうで、新しいキャリバーを搭載、プログラムされた時刻を知らせる斬新なアラーム機能を備えたミニッツリピーターです。
ジュネーブの時計メーカーの今日の成功の基礎を築いたフィリップ・スターンへのトリビュートは、本黒七宝の地にホワイトとグレーの七宝細密画によるスターン氏の肖像を配した18金ゴールドの文字盤。
30本の行き先がスターン氏と個人的に繋がりのある顧客になるであろうことは確実であり、噂ではすべての時計がもう既にジュネーブによって割り当てられたと言われています。
いや、何度見てもこれもう、もはやゴッドファーザー。
新しい自動巻ムーブメント、キャリバーR AL 27 PSは、2つの同一のクラシック・ゴングで鳴らすことができる、ミニット・リピーターとアラームのチャイムを組み合わせています。これら2つの機能の組み合わせは真の技術的課題を提供し、227個の構成部品の追加と新しい4件の技術特許の出願につながりました。サファイヤクリスタル・バックを通して、このエクスクルーシブなムーブメントに施された、豪華で精緻な仕上げを鑑賞することができます。受けとハンマーの面取りされた縁には金めっきが施されています。ロジウムめっき仕上げ、縁がイエローゴールドの22金イエローゴールド偏心マイクロローターには、フィリップ・スターンの署名を再現した黒漆塗りの彫金が施されています。
Ref. 1938Pには、パテック フィリップの歴史からインスピレーションを得た多くのディテールが組み込まれています。全体的なデザインを始め、フィリップ・スターンが1993年から2009年まで会社を率いていた間にデザインに協力し、その後息子のティエリー・スターンが引き継いだクラシックなリピーターを彷彿とさせます。
プラチナ仕様、オフィサータイプのケースは、1989年、マニュファクチュールの創業150周年を機に発表された、フィリップ・スターンにとってこれも大切な作品のひとつである、リミテッド・エディション3960モデルを想起させます。ケースはサファイヤクリスタル・バックを備え、これを保護するヒンジ付ダストカバーには、《À mon père, 85 ans de passion horlogère》(我が父と85年間の時計製作への情熱に捧げる)の一文が手彫金により刻まれています。
R27リピータームーブメントを採用したことにより、総部品数は従来のリピーターの約2倍となる561個となった。新しい部品の大部分は、2014年にグランドマスター チャイムでデビューしたリピーターアラーム機能に対応しています。
というわけで、”父さん、今までありがとう”モデルは、普通では手に入るような時計ではないということです。
ケース径 | 41mm |
ケース厚 | 14.2mm |
ケース素材 | プラチナ |
防水性 | 非防水 |
文字盤 | 本黒七宝の地にホワイトとグレーの 七宝細密画によるフィリップ・スターン氏の肖像 |
ムーブメント | Cal. Cal. R AL 27 PS |
機能 | 時、分、スモールセコンド、 リピーターアラーム、ミニッツリピーター |
パワーリザーブ | 約48時間 |
限定数 | 30本(既に完売) |
価格 | CHF890,000≒1億5,000万円(税抜き) |
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