なかなか渋いデザインで、グッと引き込まれた。セイコーのカクテルタイムといえば、カクテルを思わせる艷やかなカラーダイヤルが特徴のシリーズです。そして今回、何を血迷ったかアメリカとヨーロッパ限定で2つの新しいゴールドカラーのバージョンをリリースしました。ネーミングは、’ビア ジュレップ’ と ‘ハーフ アンド ハーフ’ です。

SRPK46 ビア ジュレップ

SRPK48 ハーフ アンド ハーフ
カクテルタイムのコンセプトは、日本ではよくある光景である仕事後の飲み会から来ており、同僚たちがアフター5(もう死語か)にリラックスし、話し合い、仕事仲間との社交場としての時間。関係性を築き、計画を立てるために重要な時間。そもそもそれが日本に特化したことと言うわけではなく、ヨーロッパでも10年前ぐらいまでは誰でも経験をしたような時間。
そんな時間に楽しむカクテルを文字盤に落とし込むわけですが、’ビア ジュレップ’ は、ビールにウイスキー、ジン、シロップ、レモン、バジルの葉のカクテルらしいです。このカクテルの色はゴールドであり、それがSRPK46に表現されています。文字盤は白い部分に向かって垂直にグラデーションしており、それはビールの泡を表しています。また、文字盤にはガラス越しに液体を見ているように見えるスクラッチテクスチャ仕上げも施されています。
そしてもう一つのSRPK48。このモデルはエールとスタウトのミックスから着想を得ており、そのため中央部分には明るいゴールデンブラウンが、そして周囲に向かって濃いトーンが組み合わさっています。そういったコンセプトを抜きにしても、グラデーションの文字盤が魅力的です。正直に言って理由はどうであれ、それだけで十分に魅力的ということです。
仕様に関しては、これらの2つのモデルは同様で、ゴールドカラーではありますがステンレススチール製で40.5mmケース径。セイコーは具体的な金メッキ方法を公表していませんが、価格からして実際の金メッキではなく、おそらくゴールドのPVDコーティングである可能性が高いと思われます。
ただこれ、欧州/米国限定ということだけあって、日本からは購入が普通にはできない感じです。欲しい人は、色々と裏技を使ってください。
モデル | SRPK46 (ビアジュレップ) | SRPK48 (Half and Half) |
ケース径 | 40.5mm | |
ケース厚 | 11.84mm | |
ケース素材 | ステンレス(ゴールドカラー) | |
ダイアル | ゴールドグラデーション | |
防水性 | 50m | |
ムーブメント | キャリバー 4R35 | |
振動数 | 21,600振動(3Hz) | |
パワーリザーブ | 約41時間 | |
価格 | 470ポンド(約87,000円) |
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