【2025年新作】Louis Vuitton タンブール コンバージェンス

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タンブールは誕生以来、ルイ・ヴィトンが時計製造に進出するためのモデルとして、そして、複雑機構をも搭載するなどして幅を広げてきました。2023年にはとうとう、僕の主観ですが雲上ブランドに肩を並べるような、日常使いできる一体型ブレスレットのモデルとして話題に。そして2025年、ルイ・ヴィトンは、タンブールに新たなモデルを投入。それは極めてクラシカルなスタイルの「タンブール コンバージェンス」です。

名称にある「コンバージェンス=収束」は、ルイ・ヴィトンの社内における専門性の結集を反映したもので、ムーブメントのデザインは「ラ・ファブリク・デュ・タン」、ケースの製造は「ラ・ファブリク・デ・ボワティエ」、そしてメティエダール(美術工芸)は「ラ・ファブリク・デ・アール」がそれぞれ担当。特筆すべきは、「タンブール コンバージェンス」には、完全自社開発の新型フルローター自動巻きムーブメントが搭載されていること。

今回、ローズゴールドとプラチナの2バージョンで発表。プラチナバージョンには795個のダイヤモンドがセットされています。ケースは、ジュネーブにあるルイ・ヴィトンの新たに統合されたケース製造施設で完全に自社製造されており、直径37mm、厚さ8mmというサイズ。オリジナルの基本的な形状を維持しつつ、ベゼルからケースバックにかけてわずかにテーパードしており、底面が広いことで手首にぴったりとフィットするようです。

時計の表示部はダイヤル上部にあるだけで、あとはのっぺらぼうの超シンプルなデジタル表示。ケースバンドはサテン仕上げ、ラグの上面は手作業でポリッシュ仕上げが施されています。ラグの側面外側はくぼみがあり、マイクロサンドブラスト仕上げ、文字盤のプレートは鏡面仕上げ。くぼみの部分はサンドブラスト仕上げになっています。

プラチナモデルは、文字盤のプレートに「スノーセッティング」と呼ばれる技法を用いて795個のダイヤモンドがセットされています。均一なパターンで石を配置する従来のパヴェセッティングとは異なり、スノーセッティングでは、様々なサイズの石をランダムに配置して表面を埋め尽くします。これにより、表面に雪が降ったような、自然で流動的な外観になるようです。7種類の異なるサイズの石が使用されており、その工程は非常に時間と労力を要し、1つの文字盤を完成させるのに32時間を要します。さすが、ファションブランド。

多くのデジタル時計は通常、ジャンプアワーとドラッグミニッツを特徴としていますが、タンブール コンバージェンスでは、両方の表示がドラッグ式となっています。ディスクは真鍮製で、ローズゴールドモデルはガルバニック処理、プラチナバージョンはロジウムメッキが施され、どちらのモデルも青い数字と目印がプリントされています。

シースルーバックからは、自動巻きキャリバーLFT MA01.01が顔を覗かせています。28,800振動/時、26石、45時間パワーリザーブ。ローターはどちらの時計も18Kローズゴールド製で、慣性ウェイト付きのフリースプラングテンプを備えています。自動巻き機構のブリッジは、ラグスポのタンブールに搭載されているマイクロローターLFT023と同様の仕上げで、縁はブラッシュ仕上げ、凹部はフロスト仕上げになっています。自動巻きムーブメントとしては特に珍しい、エレガントな形状の巻き上げクリックも特徴のようです。

いや~、僕の好きなスタイルの時計なんです。そういえば、4月に東京である時計のイベントに・・・とかいうお話も頂いていたなぁ、と思い出しました。

リファレンス W9PG11(ピンクゴールド)
W9PT11(プラチナ)
ケース径 37mm
ケース素材 18Kピンクゴールド
プラチナ
ムーブメント キャリバー LFT MA01.01
パワーリザーブ 約45時間
巻き上げ 自動巻き
振動数 2万8800振動/時
防水性 30m
夜光 なし
ストラップ カーフスキンストラップ
価格 ピンクゴールド:5,049,000円(税込)
プラチナ:9,130,000円

 

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