《新作》D1 MILANO ポリカーボン スケッチ

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D1 Milanoのオンライン時計カタログを見ると、ほとんどのモデルがトレンドの一体型ブレスレットタイプのスポーツウォッチのオンパレード、多くのモデルは他の高級時計ブランドの人気モデルにかなり影響を受けていると言っても過言ではない。今回紹介するポリカーボンシリーズは、八角形のベゼルと全体の雰囲気が、完全にアレ、そうです、皆さんご存じのAPのRO丸出しです。しかし、このモデルはそれだけではない個性があります。目がバグる、まるでコラのようなデザインとなっているのです。

だれかがフリーハンドで描いた絵のよう。D1 Milanoは、マットブラック仕上げとホワイト、時計ケースの各辺や隅にそれぞれ反対色のラインを描き、まるで二次元のように見える腕時計を作成しました。その名の通り、スケッチされたような文字盤とスケルトンの針が完成度を高めています。この時計は、奥行きの視覚を混乱させ、実際にあるのかないのか、ようわからん摩訶不思議さ。韓国にある人気のカフェであるGreem Caféもこんな感じですね。

もしモデルの文字盤が正確にかつ鮮明にプリントされていたら、ここまでコラっぽい作りになっていないのではないでしょうか。マットブラックの表面には、外側に太い白いボーダーがあり、12時にはダブルインデックスが、他の場所にはシングルインデックスがあります。ミニッツトラックはないが、スケッチされたマーカーが手書き感丸出しゆえ、正確な時刻はまぁいいとして、上手いことなってます。文字盤がわずかにずれているのか、秒針がマーカーを逃すのか、それがすべて幻想の一部なのか、ほんと摩訶不思議。ムーブメントは SEIKOクォーツVJ21ムーブメントが内部に組み込まれているそうです。自動巻きがあれば面白いと思いますが、逆にこういった時計は、安価なクォーツムーブメントの方が、良いのかも知れません。気軽に買えることは大事です。

素材はポリカーボネートから作られており、これは衝撃に強いプラスチックです。超軽量で、実際に時計を手に取ると、完全におもちゃのような感覚になると思います。しかし、手首につけると、その軽さは良いと思います。リューズを除いて直径40mmを超えるにもかかわらず、ポリカーボン ‘スケッチ’ は結構なサイズ感があるようです。ブレスレットは27mmから始まり、バタフライクラスプで19mmまで急速に細くなります。リューズ、ケースバック、クラスプはすべてPVDコーティングされたスチールです。鮮やかな白い線、もしくは白い線がどれだけ持ちこたえるか、また摩耗していった場合、一段とコラっぽいくなるのか、それともただの ゴミ オモチャ時計となるのかは、使ってみないとわかりません。

一体型のラグとブレスレット設計のため、両側の最初のフルリンクには柔軟性がないそうですが、平均的な手首の場合、ケースとブレスレットは手首の形状にそれなりにフィットするそうです。極端に小さい、または大きい手首の場合、着け心地は悪いでしょうね。

高級時計とは全く相交わらない時計ではありますが、アイデアが面白いですね。自動巻きムーブメント、サファイアクリスタル、分針の目盛り、クラスプのマイクロ調整、およびブレスレットリンクの改善など、改良の余地しかないモデルですが、それでいい。大事なことは、この時計の個性的を貫き、この価格を維持することが重要です。最初のバッチは現在売り切れているようですが、今後さらに製造するかもしれませんね。面白い時計です。

ケースサイズ 40.5mm
ケース厚 8.80mm
ケース素材 ポリカーボネート
ベゼル ポリカーボネート
ストラップ ポリカーボネート
ケースバック ステンレススチール
風防 ミネラルガラス
ムーブメント SEIKO VJ21(クオーツ)
防水性 5気圧
価格 29,020円

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