2021年から登場したシチズンシリーズ8コレクションは、シャープなライン、大胆なデザイン、そして手頃な価格を兼ね備え、かなりの高印象ですよね。高級ライン「ザ・シチズン」の弟分(妹分かも)として、機械式ムーブメントに真剣に回帰するというブランドの決意すら感じた。以来、シリーズ830、870、スポーティーな890、そして魅力的なGMTウォッチであるシリーズ880が登場しました。この個性的なトラベラーズウォッチが、ゴールドのカラー、ブラックダイヤル、グリーン×ブラックのベゼルというアクセントを組み合わせた目を引くモデルとして再び登場します。
2023年に初めて発表されたシリーズ8 880メカニカルGMTは、シャープなデザインと手頃な価格を両立させたトラベラーズウォッチでした。発売当初は、バットマンカラーベゼルの黒文字盤と、ペプシカラーベゼルの青文字盤を備えたの2つのクラシックなスチールモデルが登場。最近では、ブラックとブルーのコーティングを施したケースとブルーのマザーオブパールダイヤルを備えた、非常に美しい限定モデルもリリース。
サイズは、ケース径41mm、厚さ13.5mmと、今ではごく一般的なサイズ感ですが、実際には手首につけたときの存在感は結構ありますね。ケースはゴールドコーティング(メッキ)されていますが、イエローゴールドとローズゴールドのパーツが使用されています。例えば、ラグ、ブレスレットの外側のコマ、リューズはイエローゴールドカラーで、ベゼル、中間のコマ、ミドルケースはローズゴールドカラーでコーティングされています。これは、あまり見かけない、新しいコンビネーションと言えるかも知れませんね。
今回の新モデルでは、ベゼルの新色が印象的でもあります。従来の24時間スケールに加え、黒と緑の新しいインサートが採用。濃い緑の部分が昼間を表しています。風防にはサファイアクリスタルが使われ、裏蓋はシースルーになっています。ねじ込み式リューズではありませんが、100mの防水性を備えています。シリーズ8コレクションのすべての時計のデザインにおいて重要な要素であるブレスレットは、シャープなH型リンクで構成され、大部分がブラッシュ仕上げで、フォールディングクラスプを備えています。
文字盤はブラックで、東京の景色と高層ビルの窓からインスピレーションを得た模様が施されています。針とアプライドインデックスは、どちらも夜光塗料が塗布され、ケースに合わせてゴールドトーンで統一されています。GMTの表記と針には、ダークゴールドのアクセントが加えられています。
搭載されているムーブメントは、キャリバー9054。この自動巻きムーブメントは、この価格帯では珍しく、ちゃんとしたGMT機構を備えています。つまり、リューズを使って、タイムゾーンを移動する際にローカルタイムの針を1時間単位で調整できます。このムーブメントは、28,800振動/時で動作し、約50時間のパワーリザーブを備えています。精度は日差-10~+20秒となっています。
気になる価格の方ですが、
リファレンス | NB6033-51E |
ケースサイズ | 41mm |
ケース厚 | 13.5mm |
ケース素材 | ステンレス(表面:メッキ処理) |
ムーブメント | キャリバー 9054 |
動力 | 機械式(自動巻き+手巻き) |
パワーリザーブ | 約50時間(最大巻上時) |
防水性 | 10気圧防水 |
機能 | 秒針停止機能 振動数:28,800回/時 石数:24石 日付表示 GMT機能 時差設定機能 |
精度 | −10~+20秒/日 |
価格 | 242,000円 |
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