恐ろしい、恰好ええやん・・・オーデマ ピゲは、人気のロイヤルオーク “ジャンボ” の新作、ロイヤルオーク “ジャンボ” エクストラシン チタンBMG Ref. 16202XTを発表しました。スモークバーガンディの文字盤を特徴とするこの最新バージョンは、その素材によって他とは一線を画しています。チタン製のケースと、バルクメタリックガラス(BMG)のベゼルは、2021年のOnly Watchのために作成されたユニークなref. 15202XTと同じ素材です。
ロイヤルオーク Only Watch 2021
クラシックなステンレス製のロイヤルオーク「ジャンボ」は常に注目を集めていますが、僕がRef. 16202のもっとも好きなのはプラチナモデルです。なぜなら、スモークグリーンの文字盤が超ステキだから。プラチナモデルは、プラチナのみの魅力的な放射状のブラッシュ仕上げを文字盤に施しており、通常のタペストリーギョーシェとは違います。同じダイアルの仕上げが別のモデルにも展開することは大変良いことであり、今回はさらに魅力的なバーガンディレッドのダイアルと組み合わせられています。
このニュージャンボを魅力的なものと感じさせる一つの要因は、ケースの素材です。チタンとBMG、これらの素材はOnly Watch 2021と同じですが、実は仕上げが違います。Only Watch 2021のモデルは主にサンドブラスト仕上げでした。一方、これはロイヤルオークの従来のブラッシュ仕上げを施しています。もちろん、Ref. 15202とRef. 16202とはムーブメントも異なります。
大部分は「ジャンボ」の特性を持ち、サイズ、形状、スタイルがそのままです。しかし、スモークダイアルとチタンケースにより、新しい魅力を感じさせています。限定モデルではないようですが、おそらく生産数量はそれほど多くはないでしょう。しかしですよ、このような超入手困難モデルでも、昨今の世界的に需要の減少が見え隠れしていることを考えると、1年半前よりも手に入れる可能性は高くなるかも・・・ないかそれは・・・
このモデルは、明らかに2021年のOnly Watchのために作成されたRef. 15202XTから多大なインスピレーションを受けています。ケース素材であるチタンとBMGは同一です。チタンはここ最近、よく使われるようになった素材ですが、同じことはバルクメタリックガラス(BMG)には言えません。これは、パラジウムを含む合金が使用されています。BMGは非晶質金属としても知られ、従来の合金に見られる秩序立った結晶構造がなく、熱力学的には非平衡状態なんです。代わりに、液体合金を急速に冷却することによってガラスに似た構造の原子群が実現され、金属ガラスとも呼ばれています。
上記したように、このモデルはロイヤルオークの通常ラインナップ同様、ブラッシュ仕上げのケースとブレスレットです。ブラッシュ仕上げのコンポーネントは、ミラーポリッシュ仕上げの面取り、ケースとブレスレットのエッジが明確になっています。一方、BMGのベゼルと中央のリンクは、ポリッシュ仕上げとなっています。
大注目すべき点は、文字盤です。通常のロイヤルオークの文字盤はタペストリーギョーシェ模様が特徴ですが、このモデルは赤から黒へのグラデーションを持つ放射状のブラッシュ仕上げで、かなり美しい。この文字盤の仕上げは、プラチナバージョンのRef. 15202を思わせますが、通常のケースカラーに合わせた色のインデックスと針ではなく、ピンクゴールドのインデックスが使われ、赤みのかかった文字盤と調和しています。また、注意すべきは、日付表示をある程度隠す “トーン オン トーン” の日付ディスクになっています。
サイズ的には、通常の「ジャンボ」 Ref. 16202と同じ、ケース径は39mmで、厚さは8.1mmです。内部に収められているのは、Cal. 7121で、このムーブメントは、ロイヤルオークの50周年を記念して昨年デビュー。先代モデルの薄さを維持しながら、使いやすさを向上させています。クイックセットの日付機能を組み込み、薄型の設計にもかかわらず55時間のパワーリザーブ、安定性と耐衝撃性を向上させるフルバランスブリッジを備えています。
今、最も欲しい時計トップ3の一本です、コレ。
ケース径 | 39mm |
ケース厚 | 8.1mm |
素材 | チタン バルクメタリックガラス |
クリスタル | サファイア |
防水性 | 50m |
ムーブメント | Cal. 7121 |
機能 | 時・分・日付 |
巻き上げ | 自動巻き |
パワーリザーブ | 55時間 |
周波数 | 28,800/h(4Hz) |
価格 | 要問合せ |
コメント