AUDEMARS PIGUET CODE 11.59 Grande Sonnerie Carillon Supersonnerie
- 2020.10.10
- オーデマ・ピゲ 海外ブランド
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オーデマピゲの人気上昇中であり、イチオシのコレクションの “CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ” から「グランドソヌリ カリヨン スーパーソヌリ」というネーミングで既にゴージャスさを感じさせるモデルが2020年の新作として登場しました。
気になった方もいると思いますが、この「ソヌリ」というのは何かと申し上げますと、
ソヌリ・・・フランス語で「時鐘」という意味で、ゴングを使って音で時間を知らせる「ストライキング機構」の一つ。ミニッツリピーターはボタンなどを使い時刻を音で知らせるのに対し、ソヌリは毎正時や15分ごとなどの定時ごとに自動的に作動し、音が鳴り時間を知らせる機構。
また、グランドソヌリとは毎正時と15,30,45分と15分毎に知らせる機構で、30分毎に知らせるのがプチソヌリと呼ばれる。
そしてスーパーソヌリとは、音を鳴らすためのゴングを、ムーブメントではなく音響盤に固定し、さらに音響盤と開口部を持った裏ぶたとの間に空間を設けることで音を増幅させ、澄んだ音色にするという今までにないオーデマピゲ独自の機構。簡単にいうと、今までのミニッツリピーターなどのゴングの設置位置を見直すことで、音量・音質が大幅に改善された。
他に、Carillon(カリヨン)とは、複数の鐘を組み合わせて旋律を演奏できるようにしたものである。
そう、3大複雑機構と呼ばれるトゥールビヨン・永久カレンダー・ミニッツリピーターでも、一番アナログ的でシンプルな機構と思われがちだが、一番優れた技術力がないと作れない機構だと私は思っています。
そしてインパクトのあるブルーグリーンのダイヤル。これはスイス出身のエナメル文字盤製作師で有名な、アニタ・ポルシェ氏(Anita Porchet)によるものです。シガニー・ウィーバーではありません。
彼女はこの世界では引っ張りだこの職人。今回のオーデマピゲだけでなく、パテックフィリップ、ピアジェ、ヴァシュロンコンスタンタン、カルティエ、エルメスなど多くの時計ブランドに協力してきた偉大な方。
今回始めてオーデマピゲとは、由緒ある技術とツールによるハンドクラフトの「グラン・フー」スパンコールエナメルダイヤルの3種類を製作。
ブルーのエナメルダイヤルに、ゴールドのパイヨン(スパンコール)を一つ一つ手でつけていく技術の要する地道な作業。製作にかかなりの時間を要する。
エナメルを塗っては焼いてを繰り返し作られる見事なダイヤル。そして特別なカスタムオーダー用に2種類あるという。世界的にコレクターがいるという彼女の作品は、かなりの高額。普通の人では手にできない。
ケース径 | 41mm |
ケース厚 | 13.505mm |
ケース素材 | 18Kホワイトゴールド |
防水 | 2気圧 |
ムーブメント | Cal.2956 |
機能 | グランドソヌリ/プチソヌリ ミニッツリピーター |
振動数 | 2万1600振動/時 |
石数 | 53石 |
部品数 | 489 |
パワーリザーブ | 48時間 |
ストラップ | ブルーアリゲーターストラップ 18KホワイトゴールドAPフォールディングバックル |
限定 | 5本(製作済み3本・カスタムオーダー用2本) |
価格 | 710,000スイスフラン(≒8,200万円) |