A. LANGE & SÖHNE Saxonia Thin Ref.211.087

「一瞬で予約埋まりました。」という言葉をブティックで聞きました。そんなモデルです。ランゲアンドゾーネ サクソニア フラッハです。

私のような庶民には似つかわしくないブランドですが、私はランゲ&ゾーネを心から愛してやみません。なので、背伸びして1本買っただけですが、お世話になったブティックには、ちょくちょく顔を出します。そんな時に、「今回のサクソニアフラッハ、50本限定だったので一瞬でした・・・」という話になった。

シルバー無垢ゴールドストーン層を重ねた漆黒のダイヤルには、キラキラ光るコッパーカラーの星屑のようなものが美しく見えます。「まるで夜空のよう」と表現したいが、現在、ここまで綺麗に見える夜空なんてほとんどない。皮肉なことですが、夜空よりも綺麗と言っちゃいます。

どうでもいいことですが、英語表記だと “Saxonia Thin” となっていますが、日本ではドイツ語の “Flach(フラッハ)” を使って表記しています。”Flach=Flat” という意味です。

さて、ランゲ&ゾーネ2018年サクソニア フラッハブルーゴールドストーンを使ったモデルを登場させています。

 

このモデルは、ケース径39mm・ケース厚6.2mmとなっていますが、今回登場のモデルは、ケース径40.0mm・ケース厚6.2mmになっています。

公式HPを見てみると、

ん?表記が飛んでいます。「これはご想像にお任せします」ってことなんでしょうか?んなわけないですよね。

とまぁ、こんな素敵な時計なんですが、1mmサイズアップは必要だったのかなぁ?なんて個人的には思っちゃいます。ベゼルが薄く、美しいダイヤルを存分に魅せるように作られているこういったモデルは、小振りなぐらいが丁度いいような・・・なんて思っちゃいました。やっぱりトレンドなんでしょうかね?

しかしまぁ、美しいムーブメントです。ケースバックから覗かせるそれは、やはり雲上の香りがプンプンしています。美しいったらありゃしない。もちろん自社で作られた心臓、「手巻きキャリバー L093.1」はランゲ最薄2.9mmキャリバーです。

何かと他のブランドと同クラスのモデルとの比較をしがちですが、やはり各々の良さがあり、一括りに比較できるものではありません。パテックフィリップカラトラバなんかと比較しても、どっちが良いかなんて結局好みですからね。まとめていうと、「欲しけりゃ両方買っちゃいな!」ということです。

ケース径 40.0mm
ケース厚 6.2mm
ケース素材 18K ホワイトゴールド
ダイヤル シルバー無垢にブラックのゴールドストーン層
ムーブメント Cal.L093.1
巻き上げ 手巻き
パワーリザーブ 72時間
振動数 21600振動/h
石数 21石
限定 ブティック限定50本
価格 3,058,000円(税込み)