A. LANGE & SÖHNE のスペシャルなレアモデル

雲上ブランドの一角、ドイツの最高峰ブランドである”ランゲアンドゾーネ“。この通称「ランゲ」は、他の雲上ブランドとは違う拘りがあります。それは、カタログを見るとわかるのだが、ほぼ全てのモデルの金属素材が、”ゴールド“や”プラチナ“となっています。あのパテック・フィリップや、オーデマ・ビゲヴァシュロン・コンスタンタンも人気モデルはステンレス素材のモデルが存在します。
しかしランゲにはありません。これはブランドのポリシーなのでしょう。

しかし過去の海外オークションなどに出品されたレアアイテムの中には存在するのです、ステンレスモデルが!


1815 ‘Homage to Walter Lange’

ウォルター・ランゲに捧ぐ」と題されたランゲアンドゾーネの”1815“です。元来このモデルは、創業者”アドルフ・ランゲ“の誕生年である1815年を世に知らしめるということで名付けられたのですが、今回紹介するモデルは、2018年に死去したウォルター・ランゲが第二次世界大戦によってブランドの歴史が一時期途絶えたランゲアンドゾーネを復興させた功労者として、「ウォルター・ランゲへのオマージュ」という意味合いで1つだけ制作されたステンレスモデルである。2018年5月13日に開催された”フィリップス“のオークションで出品された。スケルトンのケースバックにエングレービングされた文字の中に、”STAINLESS STEEL“の文字が左下に見え、上方には、”UNIQUE PIECE“も見えます。そしてオークションにかけられました。結果、約9300万円という高額で落札され、その金額はチャリティーとして寄付されたということです。


Lange 1

上の”1815″は、たった1つの個体ということで流石に購入する機会が皆無に等しいのですが、これから紹介するランゲアンドゾーネの人気モデル”ランゲ1“のステンレスモデルは、今までいくつか発見されています。今まで数々オークションに出品されてきていますが、販売用に制作されたモデルと代車として制作されたモデルが存在します。ホワイトダイヤルの上の個体は、約1600万円で落札されました。

上のブラックダイヤルの個体は、2016年のクリスティーズのオークションに出品され、日本円で約2600万円という高額で落札されました。
ちなみに上記しました「代車」というのは文字通り、自分の持っているランゲアンドゾーネの時計をオーバーホールなどで手元から離れるときに、戻ってくるまでの間、代わりにランゲアンドゾーネから貸してもらえる時計として制作されたモデルだそうです。


プレミア価格からは少し縁遠いブランドのように感じる”ランゲアンドゾーネ“ですが、こうやって過去の作品が後々高評価となることも、時計投資としての楽しみでもありますね。特に雲上ブランドの時計は、古くなれば古くなるほど価値が半端なく上昇する可能性もあります。これからのことを考えて、雲上ブランドに手を染めてみてはいかがでしょうか?